小説
ノンフィクション、自叙伝、その他
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The recommended books
タイトル 著者/翻訳者 出版社 My comments Amazon書評
クラシュ
絶望を希望に変える瞬間
太田哲也 幻冬社 絶望感に苛まれて自殺したいと思っている人がいたら一読をお勧めします。思いとどまれるかも。きっと勇気づけられます。
アー・ユー・ハッピー? 矢沢永吉 日経BP 「成り上がり」の頃は、若かったし、かっこよかった。でも肩の力を抜いて存分に人生を楽しんでる今の矢沢もいいです。
わが夫 大山倍達  大山智弥子 角川文庫 格闘技の歴史に残る巨人、大山倍達。その妻、大山智弥子さんへのインタビュー形式で妻の目から見た大山倍達を描いた本。ゴッドハンド大山倍達の新たな一面を知ることができます。やはり、あらゆる意味で、常識を超えた人だったようです。漫画「空手バカ一代」世代の大山倍達ファン必見です。
リバース RE・BIRTH
魂の戻る場所
太田哲也 幻冬社 リストラされた人、事故の後遺症・・・など、何か悩みを持つ人たちにとって、外面的な後遺症よりも、自分の内面に潜む後遺症を克服することのほうが難しいのではないでしょうか。この本は、そんな精神的な後遺症に悩む人たちに、それを乗り越えるためのヒントを与えてくれます。期待にたがわぬ内容でした。一気に読みきってしまいました。
久多良木 健
プレステ革命
麻倉怜士 ワックBUNKO 日本のエレクトロニクス業界屈指のビジョナリスト久多良木氏が初代プレステを着想してから、開発〜爆発的なヒット商品とするまでの実話。着想の先見性と、それを現実のものにする粘り強さ、そして商売人としてのしたたかさをも持ち合わせているようです。
お笑い ニッポンの教育 テリー伊藤 × 
和田秀樹
PHP TV業界、教育業界を代表する二人の論客が、日本の教育問題について、クオリティの高い会話を聞かせてくれます。題名に”お笑い”とあるように、たまに少し脱線ぎみの話もはさみ、エンタテイメント性も忘れないところはさすがです!お子さんをお持ちの親御さんや、教育問題に関心のある人であれば、うなずける話が沢山あると思います。
オバサンとサムライ 養老孟司  
テリー伊藤
宝島社 「お笑いニッポンの教育」を読んでから対談本にはまってしまいました。テリーさんは対談相手の持ち味を引き出す達人ですね。すごくレベルの高い世間話を聞かせてもらった感じです。  
E=mc2 デイヴイッド・
ボダニス
早川書房 アインシュタインが見出した有名な方程式を主軸においたストーリー。物理学の歴史について俯瞰でき、有名無名の研究者達の人生に思いを馳せました。巻末には文献案内や補足説明が充実しており、更に掘り下げて知りたくなったオトナ達の勉強をガイドをしてくれます。
大山倍達正伝 小島 一志,
塚本 佳子
新潮社 格闘技界に大きな影響を与えた伝説の空手家大山倍達の真実の姿を描いた力作。幼き日に「空手バカ一代」に熱中した私にとって、武闘派民族活動家であった若き日の彼の姿や、韓国人としての知られざる苦悩に絶句しました。彼の著書や、劇画「空手バカ一代」などに対して感じていた矛盾点が、この一冊で氷解しましたが、何とも言いがたい悲しさも感じました。短い文章では語りつくせません。
お金とモノから開放される
イギリスの知恵
井形 慶子 新潮文庫 読みやすい文体で、他国の文化を伝えてくれる書物は貴重と感じます。この本で紹介されている英国庶民の暮らしぶりは、とても質実剛健です。これを鑑に我々の暮らしを見つめなおして見ると、確かにおかしな点、無駄な点が多いことに気づきます。他国の文化に学ぶことの大切さを教えてくれました。英国流を無条件に礼賛しすぎる部分が少々残念。
ツキを呼ぶ魔法の言葉 五日市 剛 とやの健康
ヴィレッジ
どんな悪い事が起きても、「ありがとう」、「感謝」。また、「ツイてる」自分を口に出して表現することで、「運が良くなる」そうです。実践してみませんか?
ぼく流ツキの10箇条 北原照久 青山書籍 年を重ねるごとに様々な経験をして、心の平衡感覚が良くなるのは良いのですが、物事に感動する瑞々しい気持ちも忘れがちです。素直に感動・感激・感謝する気持ちを思い出させてくれる爽やかな本。
嘘つきアーニャの真っ赤な真実 米原万里 角川文庫 著者のソビエト学校時代の幼き日の回想や友人との再会のストーリー。複雑で悲惨な東欧の歴史と、それに翻弄された友人たちの生涯を生き生きと描いています。普通は説明的になるような部分も、さらっと読ませ、時に下ネタあり、哲学的な話ありで、最後まで興味を尽きさせない上手い書き手。早逝が悔やまれます。

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タイトル 著者/翻訳者 出版社 My comments Amazon書評
小池真理子 早川書房 若さが内包する危うさを主人公の絶妙な心理描写を通じて表現しています。登場人物たちが、本当に存在するような自然な表現に感服しました。(コブさん、この本のご紹介ありがとう。また小説にはまりそうです。)
検屍官/
postmortem
パトリシア・コーンウェル 講談社  猟奇的な殺人事件を軸に展開するストーリー。リアルかつ繊細な検死シーンの描写には言葉が出ません。検死官Dr.スカーペッタ シリーズとして何作かリリースされているようです。映画化されてもおかしくない内容です。でも、検死シーンがリアルすぎて、ちょっと難しいのかも。
接触 パトリシア・コーンウェル 講談社  殺人事件からポックスウイルスを使ったテロ事件へと急展開するストーリー・・・今回も手に汗を握らされました。(アメさん、この本貸してくれてありがとう。)
坂の上の雲 司馬遼太郎 文藝春秋 明治時代の日本人の危機感に根ざした行動力には驚かされました。今の日本と較べて、これが同じ国なのかと思わずにいられません。また、史実を元に物語を紡ぎだす著者の力量には感嘆させられます。登場人物の言葉、著者自身が物語の局面ごとに語る人間観など、数々の含蓄ある言葉が印象に残っています。
神々の山巓 夢枕獏 集英社文庫 エベレストがいかに特別な山であるのか、また、その過酷さをも鮮明に描き出しています。主人公の中年男性からは、同年代の人であれば誰しも自分にかぶる何かを感じるのでは。1998年の作品。
2016年に映画化。
 
ここ数年、あまり小説を読んでいなかったのですが、紹介された本を読んでみたら、久々に結構はまってしまいました。優れた創作物は、単純に楽しませたり驚かしたりしてくれるのは勿論のこと、文章の上手さに関心させられたり、何かに気づかせてくれたりして、ココロを潤してくれます。

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2016.1.1

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